京都市のお客様から米ベル&ハウエル社の16mmフィルムシネカメラの最初期型「フィルモ70A」と
デリダ、レヴィ=ストロース、ハイデガーらの著作のちくま学芸文庫・平凡社ライブリーなどをお譲り頂きました。
1923年発売のフィルモ70Aに始まるフィルモ撮影機シリーズは改良を重ね、報道取材用カメラの定番として日本でも1980年頃まで活躍していました。
戦場カメラマン、ロバート・キャパがスペイン内戦で使用していたことでも知られています。
実際手に取ってみるとかなり頑丈なつくりで重量感があり、味のある無骨なデザインが良い感じです。
お譲り頂いたものは残念ながらクランクによるスプリングの巻き上げが出来ないため、撮影機としては機能しませんが、観賞用・研究用には十分使用できると思います。
毎度、貴重なものをお譲りいただき誠にありがとうございました。