好評の1000円スタート・オークションを開催します。終了日は3日(日)です。
Thank You Sold Out!
京都の公卿屋敷に奉公する女が数奇な運命により我が娘を殺めてしまい、その深い悲しみにより鬼婆と化した安達ヶ原の鬼婆伝説の一場面、妊婦を逆さ吊りにして胎児の生き肝を取ろうと出刃包丁を研ぐ鬼婆・岩手が描かれています。
風紀を乱すとの理由で明治政府により発禁処分となるほどの強烈な印象を残す作品です。
池田修三(1922年秋田県象潟町生まれ、2004年沒)は子どもをテーマとしたノスタルジックな多色摺りの木版画を作り続け、地元秋田で「暮らしの中のアート」として親しまれてきました。
2012年に秋田県のフリーマガジン「のんびり」で池田修三特集が組まれたのをきっかけにその作品に注目が集まり、再評価の機運が高まりました。今では全国区の人気を獲得し、画集の刊行、全国各地で展覧会の開催が行われています。
井堂雅夫 (1945年11月中国満州生まれ、2016年4月沒)は幼年期を盛岡で過ごした後、両親の実家のある京都に移り住みました。染色家として活動する傍、木版画家・斎藤清の作品に衝撃を受けて版画の勉強を始め、1972年頃より本格的に木版画の制作を開始しました。
本作品は京都・奥嵯峨の老舗料亭「鮎の宿つたや」を描いた創作木版画です。