好評の1000円スタート・オークションを開催いたします。終了日は25日(日)です。

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月岡芳年 浮世絵木版画 月百姿 「孤家月」

本作品は武蔵国花川戸に伝わる「浅茅ヶ原の鬼婆伝説」を元にしています。
老婆は美しい娘を使って旅人を家に招きよせ、旅人が寝入った隙に、縄の先につけた石枕で旅人を殺めて金品を奪って生計を立てていました。娘は母親の悪業に耐えられなくなり、旅人に扮して、自らの命をもって母親の行いを諌めました。
芳年が他に描いた鬼婆伝説に、老婆が旅人である妊婦を逆さ吊りにした「奥州安達が原ひとつ家の図」があります。近い地域の2つの鬼婆伝説の類似性も大変興味深いものがあります。

 

 

 

楊洲周延 三枚続 錦絵木版画 「鵯越」

鵯越は現・兵庫県神戸市須磨区の鉄拐山にある山路で、ここから一ノ谷に降りる坂は、平家物語に〈人のかよふべき様候はず,まして御馬などは〉とある断崖でした。源平合戦の「一ノ谷の戦い」において、一ノ谷に陣を構えた平氏軍を討つため、源義経は、この断崖を一気に駆け下って奇襲を仕掛け、源氏軍を勝利に導きました。

儀間比呂志 木版画 「思い」
2017年4月に亡くなった、故郷の沖縄の風土や沖縄戦の悲劇を描き続けた版画家・絵本作家の儀間比呂志による木版画です。作者直筆鉛筆サイン・落款入り。

 

 

 

 

ミロコマチコ 肉筆ペン画「チーター」
鮮やかな色彩でダイナミックに描かれた動植物の絵で数々の賞を受賞し、2013年には絵本デビュー作「オオカミがとぶひ」が国内の絵本の最高賞といわれる第18回日本絵本賞大賞を受賞した大阪出身の絵本作家・ミロコマチコによる肉筆画です。

 

 

 

 

 

うなゐの友 全10編揃 芸艸堂
郷土玩具の聖典といわれる、うなゐの友の明治大正発行の元版です。
初編から六編までは玩具博士といわれた画家の清水清風が描き、清風が他界した後は日本画家の西澤笛畝が七編から十編を描きました。
昭和期に200部再版された後、現在も再版の要望はあるようですが版木の痛みが激しいため二度と発行されることはないとのことです。